共産主義社會では、各人が一定の專屬の活動範圍をもたずにどんな任意の部門においても修業をつむことができ、社會が全般の生産を規制する。

共産主義社會では、各人が一定の專屬の活動範圍をもたずにどんな任意の部門においても修業をつむことができ、社會が全般の生産を規制する。そしてまさにそれゆにこそ私はまったく気のむくままに今日はこれをし、明日はあれをし、朝には狩りをし、午後には魚をとり、夕には家畜を飼い、食後には批判をすることができるようになり、しかも猟師や漁夫や牧人または批判家になることはない。
マルクスエンゲルスドイツ・イデオロギー』(古在由重 訳)