代官山の蔦屋書店に行った

ツタヤでコジャレ死することになるとは…。
採算度外視の贅沢空間であるという噂を聞いて、代官山蔦屋書店に行ってみた。2011年12月にDAIKANYAMA T-SITEなる商業複合施設がオープンして、そこのメインが蔦屋。旧山手通り沿い、エジプト大使館・デンマーク大使館の向かいあたり。

すごいのはこの立地にわずか2階建ての建物しか立ててないというところである。広い旧山手通り沿いの広い敷地なので、建てようと思えばもうちょっと高いものは立つはずで、経済効率からすればこんなのありえないだろう。槇文彦によるヒルサイドテラスが低層建築で守ってきた街の雰囲気を、いまさら高層ビル建ててぶち壊しにしたら、そりゃ非難轟々かもしれないというか俺だって非難するから、そういうプレッシャーもあってこうなったのか。蔦屋書店が3棟に分かれていて、さらにカメラショップ*1やら犬グッズ屋*2、テラス席のあるカフェレストランなどが1〜3階建ての建物に入っていて、小金持ちっぽい人がいっぱいいる。

蔦屋のなかは、書籍販売と、音楽・映像ソフトレンタル、そしてカフェ。本の品揃えは圧巻。美術、写真、建築、デザイン関連など、当然洋書も含め、相当な充実。写真集立ち読みした。William Kleinの「TOKYO」や「ROMA」が鍵付きガラス戸の棚に入ってた。哲学思想関連はあんまり無かった。スタバで買ったドリンクを飲みながら、CDを座って試聴するなどできる。そこらじゅうにiPadが配備されており、在庫を検索できる。スタバのほかにもう一つカフェがあり、こちらはローテーブルにソファーでけっこう広い。壁一面に雑誌のバックナンバーがあり、これがまた平凡パンチから現代思想から暮しの手帖から、70年代のものなど含め、並んでる。購入してない本も持ち込んでよい。

写真中央の黒い車はランボルギーニ。DVDは追加料金なしで郵送返却できるので、前々から見たいと思っていたが近所のレンタルショップには無かった映画を借りて帰った。会計はセルフレジでできるようになっていて、有人のレジに行ったら「セルフだとポイント2倍ですよ」などと言われ、やたら丁寧に操作を説明してもらいながら自力でやってみた。また来いよ、次からは自分一人でセルフレジ使えるだろ、な、ってことなんだろうけど、まんまと再訪してしまうかもしれない。

*1:ここもコジャレたクラシックなカメラなど並べているのである。

*2:犬本体は売っていないのでペットショップじゃなくて。犬関連のあれこれを売っている店を1単語で何ていうのか知らない。店の前は小さなドッグラン。