演劇

生まれて初めて、ナマで、宮台真司の話を聞いた。江戸糸あやつり人形座「マダム・エドワルダ ―君と俺との唯物論―」という芝居を見たのだが、上演後トークのゲストだったので。うん、宮台がゲストだったから見に行ったのだ。芝居はあんまり面白くなかった。バ…

鵺的『幻戯【改訂版】』、遊郭の怪談あるいは性的関係の不在について

2/23昼、下北沢「劇」小劇場にて、鵺的 第六回公演『幻戯【改訂版】』をみる。昨年、この劇団の前回公演『荒野1/7』をみたときにも感想を書いた。前回はけっこう尖った抽象的な演出だったんで、これ以上進んだらアバンギャルドだよな、次どうなんのかな、と…

鵺的『荒野1/7』、形式と実質の倫理的反転

8/7〜8/12、渋谷ギャラリールデコ5にて、鵺的第5回公演「荒野1/7」。土曜日のマチネで見た。ので、もう1週間たってしまっているけれど、感想を書きとめておく。もう終了してるので無論ネタバレありで。鵺的は、第1回公演「暗黒地帯」ですごく気に入って「…

風琴工房「記憶、或いは辺境」@池袋シアターKASSAI

先週の土曜日夜に見てきた。役者も巧かったし、面白かった。風琴工房の公演を見るのは3度目。 舞台は1945年、樺太。当時、日本統治下にあった朝鮮。戦時下の樺太には日本人も朝鮮人も同じ日本人として労働に来ていた。日本の敗戦によって朝鮮は日本国の…